株式投資の醍醐味のひとつである株主優待についての解説記事です。
株主優待とは、企業が自社の株式を購入してくれた株主に対して自社商品やサービスなどの優待品を贈るという制度のことです。
現在上場企業は4000社ほどあります。
その全ての企業が株主優待制度を取り入れているわけではなく、約1500社が導入しているため、株主優待狙いで株式投資をする場合は事前調査が必要になります。
もちろん企業によって優待の中身は異なりますので、自身の欲しい優待がもらえる企業に投資をするようにしましょう。
どんな株主優待があるのか
企業から受け取れる株主優待にはこんなものがあります。
・サービス：食事券や宿泊券、交通機関の回数券などを無料もしくは特別優待価格で受けられるようになります。
・割引券、優待券、招待券など：割引価格で買い物ができる会員カードの発行や株主限定ベントへの招待、一般には公開されていない施設を利用できる権利などを受けられる株主優待もあります。
保有株数によってもらえる株主優待のグレードが変わることもあります。
・50株以上100株未満：10％割引券×5枚
・100株以上150株未満：15%割引券×5枚
・150株以上：15%割引カード（使用回数無制限）など
株主優待をもらうには
株主優待をもらうためには、あるルールに乗っ取って株式投資を行っていく必要があります。
そのルールとは、「権利確定日」に株主になっていることです。
権利確定日は、株主がその銘柄を保有することで株主権利を得ることができる確定日を指します。
株主権利を得るには権利確定日に株主名簿に記載されている必要があり、そのためには権利確定日の権利付最終日までに株式を購入する必要があります。
例えば2024年4月30日（火）が権利確定日だった場合、2営業日前は4月25日（木）になります。
この場合、4月25日（木）までに現物で株式を購入し、4月30日（火）になると株主名簿に記載がされ株主権利を得ることができます。
ちなみに4月25日（木）に現物株式を購入し、権利落ち日である4月26日（金）に売却をしても株主名簿に記載がされます。
株主優待のみ得たいという方はそのやり方をすると資産減少のリスクを抑えることができるのでおすすめの方法です。
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