株式投資の醍醐味の一つである株主優待。
株主優待はその制度を取り入れている銘柄を一定期間保有することで、商品券や食料品、様々なサービスを受けられるというもの。
資産を増やす目的で株式投資をする人は多いですが、テレビや雑誌で度々取り上げられている桐谷さん(桐谷広人)は株主優待目的で、そして株主優待で生活をしています。
いったい桐谷さんはどのようにしてそのような生活を始め、どのようにしてそれを可能にしているのでしょうか。
今回はそんな桐谷広人さんという投資家についてまとめていきたいと思います。
プロ棋士としての桐谷さん(桐谷広人)について
現在は株主優待で生活をする投資家として有名な桐谷さんですが、実はその昔将棋棋士として活躍していたのです。
1975年に四段昇段を果たし、プロ棋士となり、当時は珍しかった研究派の棋士でコンピューター桐谷という異名を持っていました。
テレビだと温厚な印象を受ける桐谷さんですが、プロ棋士として稼いでいた時はとてもギラギラしていたそうです。
「なぜおれがこんなクラスで将棋を指さなきゃならないんだ?」
と言ったこともあり、同じクラスの棋士全員を敵に回したそうです。
第51期順位戦(1992年度)9回戦の桐谷-先崎戦では闘志をむき出しにして挑み、快勝。
「こんな男に負けて悔しかったら、新宿で安酒飲んで道路に寝るがよかろう、それが似合いだ」
と罵ったとのこと。
その後第55期順位戦で下のクラスに陥落し、復帰できないまま10年が経ち、そのまま2007年3月末に引退をしました。
なんとなく普通のサラリーマンをしながら株式投資で芽が出て現在に至るのかと思っていましたが、意外過ぎる過去が桐谷さんにはありました。
投資家としての桐谷さん(桐谷広人)について
桐谷さんは1984年東京証券協和会に設置されていた将棋部の師範をしていたことをきっかけに、独学で株式投資を始めました。
その後財テク棋士として有名になり、財テクに関する雑誌に個人投資家として登場するようになりました。
2006年時点で桐谷さんは約400銘柄、時価総額3億円分を保有し、そのうちの3分の1が株主優待目的の銘柄だったそうです。
もちろん資産を増やす目的でも株式投資をしているのですが、増えたお金はほとんど使うことはないそうで、株主優待をフル活用することで生活をしています。
また、棋士としての能力なのか、送られてきた株主優待のすべての商品券の使用期限を頭の中で記憶してるとのこと。
性格なのか、受け取った株主優待はすべて使い切りたいようで、毎日自転車を全力で漕いで商品券やサービス券の利用に時間と体力を費やしています。
おそらくこんな方は桐谷さん以外にいないでしょう。
このことから、株主優待といえば桐谷さんと言われるようになりました。
株式投資はデイトレード、スイングトレード、長期投資、インデックス投資など様々なスタイルがありますが、桐谷さんの人生から株主優待狙いというスタイルでも十分勝負ができるということが学べますね。
株主優待一本で生活するというのはなかなかハードルが高そうですがが、自分の投資スタイルにプラスして取り入れるということはアリだと思います。
まとめ
今回は株主優待で生活をする桐谷さんの紹介でした。
将棋棋士として長いことご飯を食べていた桐谷さんですが、ちょっとしたきっかけで投資に興味を持ち、株式投資の制度の一つである株主優待に目をつけ自分のものにし、生活の糧とするという生き方も可能なのだと証明してくれたそんな桐谷さんの人生話でした。
彼の行動全てを真似することは難しいですが、いくつかは取り入れられそうなこともありそうなので自分の生活に取り入れて少しでも資産を増やす努力をしていきたいものです。
NISA制度の普及、日経平均の急騰などにより日本の株式市場はこれから大変盛り上がると予想されます。
利益を取りこぼさないよう、先人たちの教えから吸収できるものは吸収して、資産増加を目指していきましょう。
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